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★ 前歯部の失敗例 ★


ud-f-t-blur.jpg (14537 バイト)

 


p-forward.jpg (9941 バイト)

 

患者さんの位置づけが後ろすぎるため、前歯部が上下とも拡大されボケている。
顎を上げすぎたため咬合面が平坦になっている。

〈対策〉
  患者さんをもっと前方に位置づける。
   「基準画像前後位置」
   「基準画像角度差」
患者さんの位置づけが前すぎるため、前歯部が上下とも縮小されボケている。


〈対策〉
  患者さんをもっと後方に位置づける。
   「基準画像前後位置」
   



neck-obstacle.jpg (10772 バイト)

 





hosei-off.jpg (10669 バイト)

 

装置の高さが低く顔を突き出す格好になり、頸椎が斜めになってしまった。その結果、頸椎でのX線吸収が多くなり、白く写り込んでしまっている。

〈対策〉
  装置の高さを上げ、頸椎がもっと起つようにする。
正中部の濃度補正が巧く働かなかった結果、正中部の線量が不足し、上下顎とも白く写っている。


〈対策〉
 装置の正中部濃度補正を”ON”にする。 


u-f-t-draw.jpg (9845 バイト)

 




p-f-too-man-draw-too.jpg (10580 バイト)

 

通常の位置づけをしているが、患者さんの下顎骨が後退しているため断層域から外れ、ボケている。

〈対策〉
  通常の位置づけよりも、
  下顎を前に出すようにする。
下顎を引きすぎている。また、患者さんの位置づけが前すぎるため、上顎前歯がボケてしまっている。

〈対策〉
  ドイツ水平面を床と平行にし、患者さんをもう少し後ろに位置づける。
   「基準画像角度差」
   「基準画像前後位置」


apron.jpg (10756 バイト)

 






zipper.jpg (7382 バイト)

 

防護エプロンの後端が持ち上がっていたため、照射野内に入り写ってしまったもの。


〈対策〉
  防護エプロンの後端を下げる。
  襟刳りの深いエプロンに替える。
  防護エプロンの着用を止める。(このような失敗や防護エプロンの着用により、患者さんの肩が装置に当たり、動いてしまうことがあるので着用しない施設も増えている)
装置の高さが高いため、患者さんの顎が上がり上顎の歯根部分が見にくくなっている。また、洋服の後ろ襟にあるファスナーが下顎前歯部に写り込んでいる。

〈対策〉
  装置の高さを下げる。
  ファスナーを少し開け、内側に織り込んでもらう。


p-move.jpg (10224 バイト)

 






hair.jpg (9239 バイト)

 

撮影中に患者さんが動いたため、正中部がボケて写り、下顎下縁にも段差が出来てしまった。

〈対策〉
  装置の高さを適切にして、患者には装置についているグリップを必ず持たせる。
髪の毛を下方で束ねているため、X線を吸収して白く写っている。

〈対策〉
  髪を解いてもらう。


necklace.jpg (11358 バイト)

 









seityu-kuro.jpg (8988 バイト)

 

ネックレスをしたまま撮影したため、障害陰影として写ってしまった。

〈対策〉
  ネックレスなどの貴金属は外してもらう。
正中補正のミスか、装置の動きの悪さにより正中部に黒いラインが写ってしまった。

〈対策〉
  装置の点検をする。
                                                                   

 

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