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患者を、断層域より15mm後方に位置づけた状態(患者が管球寄り)
前歯部は全く見えず、上顎臼歯部も白く飛んでしまっている。 |
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患者を、断層域より10mm後方に位置づけた状態(患者が管球寄り)
前歯部の歯根が左右に開き、ボケている。 |
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患者を、断層域より 5 mm後方に位置づけた状態(患者が管球寄り)
やや前歯部の歯根が左右に開き、ボケはじめている。 |
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患者を最適に位置づけた状態
前歯の歯根が真っ直ぐに写り、ボケがなく見やすい。
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患者を、断層域より 5 mm前方に位置づけた状態(患者がFILM寄り)
前歯の幅がやや細くなっている。 |
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患者を、断層域より10mm前方に位置づけた状態(患者がFILM寄り)
前歯の幅がかなり細くなっている。
顎骨全体が左右に狭まって写っている。 |
以上から解るように、患者が最適な位置から前後に同じ距離離れた場合でも、
フィルム側に寄った場合の方がボケが目立たず、診断しやすい。 |