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  痒みの原因

今年の夏、右手の甲に痒みを伴った赤いぶつぶつができた。
冬にも同様な症状があったが、常備薬“オロナイン軟膏”で良くなっていた。今回も同じようにオロナインを塗っていたが良くならない。猛暑で汗が出るし、ほっておかない方が良いと思い皮膚科を受診した。
診察室に入り、担当医に手を見せたところ、すぐに、先生から「草を触ってはいなかった?」と聞かれた。多くの原因がある中で、なぜ草!!? 
そういえば なれないガーデニングをやり始めた。昨年末に家の外壁をフェンスに変え、庭も変えることにした。人手不足で、庭師が足りず、庭の造成に年を越すと言われ、自分でやる羽目になった。 石を買ってきて花壇を作り、土を入れ、花を植える。 これが意外に楽しかった。働いている時には植物は1週間で枯らした。時間にゆとりのある今は花を咲かせることができるようになってきた。よってもちろん雑草もまめに取っている。

で、手のぶつぶつと痒みの原因は雑草を頻回に取っていた事による“植物かぶれ“と分かった。処方された塗り薬はダイアコート(ファイザーK.K.) 三日ほど塗布して完治した。


ダイアコートの効能効果」
湿疹・皮膚炎群(ビダール苔癬、進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、痒疹群(ストロフルス、じん麻疹様苔癬、固定じん麻疹を含む)、掌蹠膿疱症、紅皮症、薬疹・中毒疹、虫さされ、紅斑症(多形滲出性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑、遠心性丘疹性紅斑)、慢性円板状エリテマトーデス、扁平紅色苔癬、毛孔性紅色粃糠疹、特発性色素性紫斑(マヨッキー紫斑、シャンバーク病、紫斑性色素性苔癬様皮膚炎を含む)、肥厚性瘢痕・ケロイド、肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)、悪性リンパ腫(菌状息肉症を含む)、皮膚アミロイドーシス(アミロイド苔癬、斑状型アミロイド苔癬を含む)、天疱瘡群、類天疱瘡(ジューリング疱疹状皮膚炎を含む)、円形脱毛症

引用元:KEGG MEDICUS

この薬はイロイロな皮膚病に効果があるようで、植物かぶれでなくても治ったかもしれない。

植物かぶれの予防
・ 原因となる植物には触れない。
・ 日頃から抵抗力を高めておく。
・ 植物に触れた時はすぐ石鹸で丁寧に洗うこと。
    
この経験で、皮膚科の先生が症状を見て、多くの原因がある中で、草に目を付けたこと、適確に診断したことに私は驚かされた。 (同様の患者が多いのかも)
以前にもお世話になった先生だったが、おじいさん先生になっていた!!皮膚科は経験によるところが大きいと思われた。 先生からは「冬の症状は別だと思うよ」と言われた。また冬に症状が出たら受診しよう! 次の病名は何?

仕事をしている皆さん、頑張ってください!!
経験で得られた貴重な知識は裏切りません!! 
2019.9. A.M.



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