会員コラム

子供はいくつになっても

 子供のX線写真の撮影時にお母さんが、その子の兄弟を連れてくることがあります。基本お子さんだけで撮影するのですが、一人ではいやだという場合は、撮影室外で見えるところにお母さんとご兄弟は立っていただきます。が、いざ撮影を始めると泣き出すこともあります。その時は、お母さんに撮影室に入っていただきます。まれにお母さんが撮影室に入りかけると、外で待ってるご兄弟が、「行っちゃいやだ」と大泣きを始める場合があります。お母さんと離れるのが怖く無く場合も有るのでしょうが。それと同時に中のお子さんが大泣きを始めます。両方が「お母さん来て!」と、まるで泣き声でお母さんを引っ張りあうような状態になります。撮影は、泣き声のステレオの中で進行されます。

 我が家では、息子が大学受験で、家内がここ半年ばかり手続き等に追われておりました。しかし、それが始まった途端それまで比較的手が掛からないと思っていた下の高校生の娘が、異常に家内に話しかけるようになったのです。朝起きてから寝るまで、延々といろんな事を話し続けるます。娘の家内の時間を独占するかのような行動に夫婦して驚きました。家内は、愛情不足と感じてるのでしょうから、半年で終わることですから、と ひたすら話を聞いておりました。結局、子供っていくつになってもお母さんが他の兄弟に掛かりっきりになるのは我慢できないのでしょうね。

 そういう私も当初は娘の話し相手の対象になったのですが、幸か不幸か数日でお役ご免になりました。少しへこみました。(TY)

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