私の視点                                    

東北関東大地震と東京電力福島原子力発電所被害

                                                 2011年3月21日 

2011年3月11日金曜日午後2時46分
 小児の口翼法撮影を行っている最中でした。「地震です!!」誰かが叫び、コードがゆれているのを見て気が付きました。変な地震、めまいが起こった感じでした。 撮影を中止し治まるのを待って撮影再開。
思わず阪神大震災を思い浮かべました、時間が長かったので、遠くなら 大きな地震のはず。すぐ震度7、東北との情報が伝わってきました。ここ名古屋は震度4 日本中が揺れました。
なんだか人事ではありません大変な被害に驚愕すると共に、胸を痛めています。

1000年に1度という未曾有の地震、そして津波と二重の被害でした。
3月21日現在、亡くなられた方、ご不明の方合わせて2万人を超えるとか。
被害を受けられた皆様にお見舞い申し上げます。早い復興を心からお祈り申し上げます。

もう一つの被害 福島原発も大変なことになりました。
我々診療放射線技師も多くの影響を受けています。

報道は、何かにつけて 線量を医療被曝と比較しました。胸部のX線を撮影するのと同じくらい・・から CT検査とおなじくらい・・と徐々に変化してきました。
数日後の400mSv/1時間  との報道にはさすがに驚きましたが・・・・・。

報道する側は皆さんに安心してもらうために比較していると思いますが、患者さんにとっては医療被曝すら心配となってしまいました。患者さんから、再撮影を拒否されたり、この検査の線量はどのくらいですか?と質問を受けたりしています。歯科の病院ですら、先日腰椎のCTを受けたが大丈夫か?との声もありました。
不安が広がっていますが、医療被曝は線量も少なく、十分安心していただける線量です。特に歯科における線量はさらに少なく、心配はありません皆さんご安心ください。
                
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2010.9.